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当科のご案内

泌尿器科では、性別や年齢を問わず、尿路(腎臓・膀胱など)と男性生殖器の疾患を扱っています。
対象となる主な部位は、男女共通の腎臓、副腎、腎盂(じんう)尿管、膀胱、尿道、男性では前立腺、陰茎、精巣・陰嚢などです。
それらの部位に発生したがん、結石、感染症のほか、女性に多い膀胱炎や排尿トラブルなども幅広く診療しています。

尿が出にくい(排尿困難)、排尿回数が多い(頻尿)、急に尿が漏れる(尿失禁)、尿が赤くなった(血尿)等の泌尿器科疾患が疑われる症状がみられたら、性別を問わず、まずは泌尿器科の外来を受診してください。

また、近年では高齢化が進み、男性の場合、前立腺肥大症や前立腺がんが増加しています。
当科ではPSA検査(前立腺がんの可能性を確認する血液検査)を適宜行い、早期発見・早期治療をお勧めしています。
PSA検査で前立腺がんが疑われた場合は生検(前立腺組織を採取してがん細胞の有無を確認する検査)を行い、がんが確認された場合はさらに進行度を確認する検査を行って最適な治療法を検討します。


対象疾患

■尿路腫瘍(がん・腫瘍)
腎がん、副腎腫瘍、腎盂尿管がん、膀胱がん、前立腺がん、精巣がん 等
前立腺がんや腎がんに対して、ロボット支援下手術や腹腔鏡手術を行っています。患者さんの身体への負担が少ない(低侵襲な)手術により、早期回復・負担軽減に努めています。
■排尿障害(おしっこのお悩み)
前立腺肥大症、神経因性膀胱、過活動膀胱 等
前立腺肥大症に対して、2023年より身体への負担が少ない「経尿道的水蒸気治療(WAVE治療)」を導入しました。東北エリアにおける本治療の先駆けとして、非常に豊富な症例実績を誇ります。
排尿困難や頻尿などでお困りの方は、ぜひ当院泌尿器科にご相談ください。
■尿路結石
尿管結石、膀胱結石 等。
内視鏡を用いた、身体への負担が少ない(低侵襲な)治療を行っています。
■尿路感染症
腎盂腎炎、膀胱炎、精巣上体炎、尿道炎 等

トピックス


経尿道的水蒸気治療(WAVE)開始しました

経尿道的水蒸気治療(WAVE治療)とは
当科では、前立腺肥大症にお悩みの患者さんに対して、身体への負担が少ない経尿道的水蒸気治療(Water Vapor Energy Therary:WAVE治療)を開始しました。
「Rezum(レジューム)」という専用機器を用い、高温(103℃)の水蒸気で肥大した前立腺組織を壊死・縮小させ、尿道の圧迫を軽減する新しい治療法です。
 
本治療の3つの特徴
  1. 体への負担が少ない
    尿道から細い内視鏡を入れるため、お腹を切開する必要がありません。局所麻酔で行うことができ、手術時間は約10分と短く、出血もごくわずかに抑えられます。
  2. お薬を服用中の方も受けやすい
    出血のリスクが低いため、抗血小板薬や抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)を内服中の方でも、身体への負担を抑えて治療を行うことが可能です。
  3. 排尿障害の改善
    水蒸気の熱で肥大した組織が縮小して尿道の圧迫が解除されるため、個人差はありますが、治療後1〜3か月ほどかけて段階的に排尿症状が改善していきます。
  • Rezumシステム

    Rezumシステム

  • デリバリーデバイス

    Rezumシステムのデリバリーデバイス

※こちらの治療を希望される方は、「かかりつけ医」等からの紹介状をお持ちください。
 

お問い合わせ先

公立岩瀬病院 泌尿器科外来

電話番号:0248-75-3111
問合わせ時間:火・木曜日の午後1時から午後5時まで

MRI-超音波融合前立腺生検を導入しました

前立腺がんは、血液検査(PSA)やMRI・超音波検査で疑いがある場合、最終的に「前立腺生検(組織の一部を採取する検査)」を行って診断を確定します。
当院では、前立腺がんの早期発見とより正確な診断のため、お身体への負担に配慮した最新の「MRI-超音波融合前立腺生検(MRI-USフュージョン生検)システム」を導入しました。
 
従来の検査との違いは?
事前に撮影した「MRI画像」と、検査中の「超音波(エコー)画像」をコンピューター上で融合(フュージョン)させる技術です。がんが疑われる部位をリアルタイムで確認しながら的確に狙いを定められるため、より正確に組織を採取することが可能です。
 
この検査の3つのメリット
  1. 診断精度の向上:がんが疑われる部位を直接狙って採取できるため、診断精度の向上が期待できます。
  2. お身体への負担軽減:狙った部位を的確に採取できるため、不必要な採取回数を減らし、出血や感染症、再検査のリスク低減に繋がります。
  3. 適切な治療方針の決定:がんの位置や範囲をより正確に把握できるため、最適な治療計画に役立ちます。

「MRI-USフュージョン前立腺生検システム」
富士フィルムヘルスケア社製 ARIETTA65 intuitiveFusion

※こちらの検査を希望される方は、「かかりつけ医」等からの紹介状をお持ちください。

お問い合わせ先

公立岩瀬病院 地域医療連携室

電話番号:0248-75-3111
FAX    :0248-75-3388
問合わせ時間:平日  午前8時30分~午後5時まで

エドスチラドリン治療開始しました

2026年8月、当院では高リスク筋層非浸潤性膀胱がんに対する新規遺伝子治療薬「エドスチラドリン(一般名:ナドファラゲン フィラデノベク)膀胱内注入液」を用いた治療を開始しました。

従来、標準治療である「BCG(ウシ型弱毒結核菌)膀胱内注入療法」の効果が得られなくなった場合、がんの進行を防ぐためには「膀胱全摘除術」が主な選択肢であり、患者さんの身体的負担やQOL(生活の質)の維持が大きな課題となっていました。
 

エドスチラドリンとは

エドスチラドリンは、体内で「インターフェロン アルファ-2b(IFNα2b)」というタンパク質を作り出す遺伝子を組み込んだ治療薬です。IFNα2bが患者さんご自身の免疫力を高め、がん細胞を攻撃する新しい仕組みの治療法です。
 

エドスチラドリンの適応(対象となる方)

BCG膀胱内注入療法後に残存・再発した上皮内癌(CIS)を有する、高リスク筋層非浸潤性膀胱がんの患者さん。(※BCG膀胱内注入療法の再導入が適応とならない方に限られます。)
 

本治療の3つの特徴
  1. 「膀胱温存」という選択肢の広がり
    ご自身の膀胱を温存できる可能性が高まるため、排尿機能の維持や、身体的・精神的な負担の軽減が期待されます。
  2. 通院負担に配慮した投与スケジュール
    投与は3か月に1回(年4回)、カテーテルを用いて膀胱内に注入します。頻繁な通院や長時間の点滴が不要のため、日常生活やライフスタイルに配慮した治療が可能です。
  3. 新たなアプローチ
    これまでの標準治療で効果が不十分だった患者さんに対して、新たな治療の選択肢を提供いたします。
     

お問い合わせ先

公立岩瀬病院 泌尿器科外来

電話番号:0248-75-3111
問合わせ時間:火・木曜日の午後1時から午後5時まで

医師紹介

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    (役職名・氏名)

    泌尿器科部長 植村元秀

    (専門領域)

    泌尿器がん

    (専門医・認定医などの資格)

    日本泌尿器科学会専門医・指導医
    日本泌尿器内視鏡学会 泌尿器腹腔鏡技術認定制度認定医
    日本内視鏡外科学会技術認定医(泌尿器腹腔鏡)
    日本泌尿器内視鏡学会 泌尿器ロボット支援手術プロクター認定
    日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医
    認定産業医

    (ひとこと)

    人の役に立つことができればと思い、やって参りました。言葉で苦しむかもしれませんがお手柔らかにお願いします。

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      (役職名・氏名)

      診療部顧問 吉田健

      (専門領域)

      尿管結石の診断・治療、排尿障害の診断・治療

      (専門医・認定医などの資格)

      日本泌尿器科学会専門医・指導医

      (ひとこと)

      尿の異常、尿もれ等があったら、是非当院を受診してください。

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