診療科・部門

鍼灸室

鍼灸室へようこそ

東洋医学について

人間の身体は、陰(冷やす力)、陽(温める力)、気(生きる原動力)、血(栄養)、津液(水分)等で成り立ち、六臓(肝・心・脾・肺・腎・心包)六腑(胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦)がそれを調整し、身体を維持しています。身体に外感(病気を起こす外からの刺激)や内傷(身体の内側から起こる病をおこす刺激)が加わると、バランスが崩れ、辛い症状を引き起こすと考えられています。

鍼灸治療では、鍼(はり)や灸(きゅう)で身体に存在する経路上の気血津液の不足を補い過剰に溜まっている老廃物を処理するために経穴(ツボ)を刺激することで、身体が自分の力でバランスを整えていきます。バランスが整えば、症状の緩和や改善ができ、加えて自然治癒力の増強により病気を未然に防ぐことや、能力の向上が期待できます。

使用する鍼

使用する鍼

①外径0.25~0.30mmの太さ

②使い捨てのディスポ鍼

※鍼は、24G(外径0.55mm)の注射針より細いものを使用

治療方法

鍼灸室では、効果的な方法を用いて気の流れを調整し、血液や津液(水)を身体の隅々に届けられるように施術(治療)をしていきます。

治療には多くの方法があります。現在、一般的には直接患部に鍼を入れたり電気を流したりする方法が多く用いられていますが、当院では、鍼の持つ本来の効果を最大限に引き出すための様々な方法を用いて高い技術力で治療を提供します。

経穴は大変小さな穴で、そこに正確に鍼を入れていき、鍼1本1本に気を通していきます。そのため治療(施術)の際には、集中して鍼を操作していきます。

現在当院では、具体的な方法として、頭皮鍼(頭皮と頭蓋骨の隙間に鍼を入れる)、耳鍼(種を耳の経穴に貼る)、手鍼(手の経穴に鍼を入れる)、体鍼(全身にある経穴に鍼を入れる)、吸角(吸い玉)等を用いて治療しています。

効果と反応

鍼灸治療は、基本的には即効性があり、様々な身体の変化がおこります。感受性が豊かな方、経過が短い方は身体の変化を瞬時に感じられます。長期的に症状が続いている方や年齢が高い方は、治療初期の何回かは変化を感じにくい場合がありますが、変化は起こっています。

治療経過は、人それぞれの体質、体力、年齢、性別、急性疾患、慢性疾患等により異なります。例えば、高齢者や長期的に慢性の症状がある場合は、治療経過に時間を要することがありますし、単純な症状に思われている肩凝りでも、人それぞれ原因や経過が違いますので治療過程や治療方法が違ってきます。また、治療後に1ヶ所の痛みが取れると次に新しいところが痛むというようなこともありますが、それは、強く痛むところだけを意識しているので、もともとあった症状を感じ始めたものと考えられます。

鍼を使用しますので、場合によっては内出血や出血(うっ血している部分が多い場合)することや一時的に腫瘤(コブ)ができることがありますが心配はありませんのでご安心ください。

鍼灸治療に有効性のあるもの

①鍼灸の適応疾患【WHO(世界保健機関)による下記の疾患】

【神経系疾患】
頭痛・めまい・不眠・自律神経失調症・神経症・神経麻痺・脳卒中後遺症・神経痛・ノイローゼ・ヒステリー・痙攣

【運動器系疾患】
腰痛・五十肩・関節炎・外傷の後遺症(骨折・打撲・むちうち・捻挫)・頚椎捻挫後遺症・頚肩腕症候群・腱鞘炎・リウマチ

【循環器系疾患】
動悸・息切れ心臓神経症・高血圧・低血圧症・動脈硬化症

【呼吸器系疾患】
気管支炎・喘息・風邪および予防

【消化器系疾患】
胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾

【代謝内分秘系疾患】
バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血

【生殖、泌尿器系疾患】
膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎

【婦人科系疾患】
更年期障害・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊・乳腺炎・白帯下

【耳鼻咽喉科系疾患】
耳鳴・難聴・メニエル氏病・中耳炎・鼻出血・鼻炎・蓄膿・咽喉頭炎・扁桃炎

【眼科系疾患】
眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい

【小児科疾患】
小児神経症(夜泣き、かんのむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善

②未病治(病気が発症する前に健康の維持・増進をしておき、病気の発症を防ぐ)

③能力の向上(免疫力増強・記憶力や集中力の増強・運動能力の向上と安定化)

鍼灸治療の流れについて

①電話(0248-75-3111)または病院窓口で鍼灸予約と伝え、予約(完全予約制)をしてください。

【治療(施術)開始時間】
午前の開始時間: 8:45、9:30、10:15、11:00、11:45
午後の開始時間: 13:15、14:00、14:45、15:30、16:15

②初めて受診される場合は、病院窓口で受付し、問診票と同意書を受け取ってください。
治療予約の30分前までには鍼灸室前へ到着し、鍼灸の説明を読み、同意書と問診票を記入しながら椅子に掛けてお待ちください。医師の診察については鍼灸師が案内します。

③問診、触診を行いながら、施術(治療)をしていきます。

④施術(治療)時の服装は、ほとんど着脱しないで治療を受けられます。

⑤次回施術(治療)の予約は、鍼灸室か病院窓口で行い、会計をお願いします。

料金(自由診療) 2015/8/1改定

①小児:2,500円+消費税
②一般:3,500円+消費税
③特殊(2手技以上):4,500円+消費税

担当鍼灸師(2名体制)

中野一恵・塚本義展
※ご不明な点、ご質問がありましたら遠慮なくお声かけください。